ニチイキッズはどんな保育園?遊び・学び・食事から見る毎日の園生活
ニチイキッズは、株式会社ニチイ学館が展開する保育園です。全国のさまざまな地域に施設があり、大手保育園を調べる際に名前を見かけることもあるでしょう。実際に入園を考えるなら、運営会社の規模に加えて、子どもがどのような一日を過ごすのかを知りたいところです。
ニチイキッズの情報を読むと、遊びを楽しむこと、自分なりに考えること、みんなで食卓を囲むことなど、日常の経験を大切にしている姿勢が見えてきます。今回は、保育方針や給食、家庭とのやり取りに注目し、保護者の目線から園生活を考えてみます。
遊びと学びをつなげる保育方針
ニチイキッズは、十分に遊び、学ぶことを保育理念に掲げています。保育目標にも、心身の成長、好奇心や表現力、自分で考えて行動する力などが挙げられています。
親としてこの方針から想像するのは、子どもが夢中になる時間のある園生活です。砂を容器に入れたり、水を流して様子を見たりする遊びにも、本人なりの発見があるかもしれません。大人には似た動作の繰り返しに見えても、子どもは量や形を変えながら試していることがあります。
園を選ぶときには、活動が多いかどうかとあわせて、子どもの興味をどう受け止めているかを知りたいです。途中で気になったことを試せるのか、楽しかった遊びを別の日にも続けられるのか。そうした普段の様子を聞くと、保育方針をわが子の生活に重ねて考えやすくなります。
自分の工夫を、誰かのために使う経験
ニチイキッズには、東京学芸大学、立正大学との連携で開発した、おもいっきりSTEAMというプログラムがあります。科学や芸術、数学などの分野を遊びや生活に結びつけ、自分の考えを表現し、試してみる意欲を育むことを目指しています。
特に興味深いのが、活動に誰かのためにという目的を持たせている点です。自分が作りたいものを考えるだけでなく、それを使う相手にも目を向ける経験を大切にしています。
たとえば、家庭で誰かに絵を渡す場面を想像すると、相手の好きな色を選んだり、喜んでもらえる形を考えたりすることがあります。そうした工夫には、自分の好みと相手の気持ちを行き来する楽しさがあります。園の活動でも、何が完成したかに加えて、子どもが誰を思い浮かべ、どう考えたかを聞いてみたくなります。
同じ食卓を楽しむための給食
ニチイキッズの特徴として知っておきたいのが、おもいっきり給食です。昼食では乳・卵・小麦を使わず、できるだけみんなが同じ料理を食べられるようにする取り組みが紹介されています。食物アレルギーへの個別対応については、医師の指示をもとに、園で提供できる範囲を相談する仕組みです。
保護者の目線では、献立に何が入っているかと同時に、子どもがどんな気持ちで食卓に参加できるかも気になります。友達と同じ料理を見ながら話したり、おいしいと感じたことを共有したりする時間には、集団で食べる楽しみがあると思います。
乳・卵・小麦を使わないことだけで、すべての子どもに対応できるわけではありません。入園を検討する際には、わが子に必要な配慮を伝え、昼食やおやつを含めた対応を具体的に確認しておきたいです。
食べた量だけでなく、食への関心も見たい
子どもの食事では、つい残した量や苦手なものに目が向くことがあります。一方で、初めての料理をじっと見ていたり、食材について尋ねたりすることも、食への関心が表れる場面です。
ニチイキッズでは、成長段階や季節を考慮した献立を本部の栄養士が作成し、各園でも子どもの食事状況を把握すると説明しています。献立表や食事の展示を通して、保護者が内容を知れるようにしている点も特徴です。
園の食事を知ると、家庭での会話にもつなげられます。今日はどんな味だったのか、何が気に入ったのかを聞いたり、買い物中に同じ食材を探したりできそうです。給食をきっかけに、子どもが食べ物へどう関心を向けているかを知れることは、親にとってもうれしい点です。
家庭からも話せる関係をつくる
子どもは、家と園で違う姿を見せることがあります。家庭では大人に手伝ってもらうことを園では自分でしていたり、家で好きな遊びとは別の活動を楽しんでいたりするかもしれません。両方の様子を伝え合うと、その子を理解する手がかりが増えます。
ニチイキッズでは、連絡帳やホワイトボード、送迎時の会話などを通して日々の様子を共有しています。伝達方法は年齢によって異なり、園によってはICTを使った情報共有も行われています。
親として大切にしたいのは、園から報告を受け取ることに加えて、家庭で気づいたことを話せるかどうかです。最近興味を持っているものや、前夜の睡眠の様子などを伝えることで、園でも関わり方を考えやすくなると思います。
保育参観や保護者同士の意見交換の機会も紹介されています。日程や実施方法を確かめながら、子どもの園生活を知り、相談できる場として活用できるとよさそうです。
候補の園で、日常の具体例を聞いてみる
ニチイキッズの方針に関心を持ったら、次に知りたいのは、通う候補の園での日常です。最近子どもたちが夢中になっている遊びや、食育で取り組んだことを聞くと、園生活を具体的に想像できます。
同じブランドでも、周辺の環境や園の規模、受け入れる年齢は異なります。見学では、わが子が過ごす部屋や一日の流れを見ながら、遊びへの参加の仕方、食事の様子の伝え方などを尋ねたいです。
ニチイキッズには、遊びから考える経験を広げる取り組みや、みんなで食べる時間への工夫があります。そこでわが子が何を発見し、どんなことを家で話してくれるだろう。保育方針と実際の日常を結びつけて考えることで、家庭に合う園を選ぶ手がかりが見つかると思います。